レフリーの国際資格を取るには?

オリンピックの宣誓を審判もするように、国際的な競技大会が成立するために審判の存在はとても重要です。ルールに従い気持ちよく選手達が競うため必要な審判ですが、スカッシュもそれぞれの国がレフリー養成の仕組みを持っています。例えば、イングランドではコーチ資格のLevel2を取得すると同時にクラブレフリー資格(クラブ対抗戦などでレフリーが出来る)が付与されます。そして、クラブレフリー資格取得後2年の間にカウンティートーナメントレベルの試合を3試合レフリングし、審査資格保有者からアセスメント(審査)を受けて認められれば、カウンティーレフリー資格(カウンティートーナメント前半ラウンドのレフリーができる)を取る事が出来ます。その後経験をつむとトーナメントレフリー(カウンティートーナメント最終ラウンドやマイナーなイングランドトーナメントのレフリーが出来る)、ナショナルレフリー(イングランドの主要オープントーナメントのレフリーができる)と資格が上がるにつれ大きな大会でのレフリーをすることができるようになります。国際的な大会やプロの大会では、こうした資格を持ったレフリーが各国から集まり大会運営を支えます。

先日、イングランドのクラブレフリー資格を持つ日本人選手が、トーナメントやリーグ戦の合間に、香港オープンのレフリーチームに参加しました。世界スカッシュ連盟の公認レフリーになるためには、多くのレフリー経験を積み、審査資格保有者からのアセスメント(審査)を受なければなりません。アセスメント(審査)が成立するのは1試合に最低25回のアピール(レット等選手からの問いへの判定)がある試合なため、アセスメントを受けるだけでも大変です。イングランドから居を移したスコットランドでも、大学生選手として切磋琢磨しながらレフリー経験も積み、まずはナショナルレベルのレフリーを目指しています。

現在、世界スカッシュ連盟の公認レフリーは24名登録されていますが、このうちアジア諸国(香港2、パキスタン3、インド3、シンガポール1)のレフリーは9名。毎年、プロスカッシュを支えてくれている香港のアンソニー・ソウさんは、その一人です。世界スカッシュ連盟公認レフリーのリストにJapanの文字が載る日も近いかもしれませんね。
【世界スカッシュ連盟公認レフリーリスト:http://www.worldsquash.org/ws/coaching-development/referees/world-internation-referees

2014香港オープンの3人レフリーの様子

2014香港オープンの3人レフリーの様子

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