Final / 決勝

_kom8898

渡邊祥広氏のワンポイントレビュー

ジャパンプロスカッシュの最終戦は2大会連続決勝進出のイングランドのスネルと、関西から登場で快進撃の17歳エジプトのカリムの対戦に。

James Snell (ENG)

James Snell (ENG)

Karim Abdel Gawad (EGY)

Karim Abdel Gawad (EGY)

決勝の緊張感の中、どちらがペースを掴み、冷静さを保てるかが大事になってくる。

1ゲーム目からスネルの丁寧なラリーにカリムが強打とフェイントを組み込み応戦。カリムがミスを重ね始めた中盤からスネルのペースに。1ゲームをスネルが取る。

2ゲーム目からカリムのショットの精度が上がって、ウイニングが決まり始める。そしてゲーム中盤からお互いがバックハンドでのラリーの応酬で接触が多くなり、スネルが集中力をかき始めてカリムがようやくリードを奪うも、スネルの執念が勝り2-0に。

3ゲーム目はまたスネルのペースでリードするが、後半カリムの意地が炸裂しタイブレークへ。一進一退が続くが、大事な所でやはりミスをしたのがカリム。最後はスネルの丁寧さでカリムがミスを重ねスネルが関西大会の優勝を勝ち取った。

17歳のカリムは初戦からのハードマッチが続いた疲れが時々見られ、連戦を勝ち抜くスタミナの温存が勝敗を分けた感じだ。やはり集中力は明暗を分ける。また中盤以降アピール合戦になり、少し残念な所もあった。国際審判のアンソニー(香港)の試合をコントロールする能力は今後の日本人審判のレベルアップに非常に勉強になった。

最後に大会を通じて感じたのは、アピールに対する貪欲さは素晴らしいが、その判定に対しての本人の感情がブレる事で集中力を欠く選手は勝ちを逃しているように感じた。やはり冷静かつ貪欲なスネルは2大会連続決勝という結果を残した。また関西大会からのカリムもまた、若い可能性を秘めたイキの良いプレーを見せてくれて、大会を盛り上げてくれた。

interfarence

interfarence

Snell & Referee, Anthony

Snell & Referee, Anthony

Comments are closed.